大いにネタバレを含むのでご注意ください。
個人的には自身でストーリーを終え、自身の中に何か想いを抱いてから読んでくれたらいいなと思います。
注意したからね!笑
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(ネタバレ注意!)感想ここから。押すと開くよ
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友好部族オミクロンの関係値が誓約になる時のストーリーだったと思うのですが、それを進めている時、そして終えた時に舞城王太郎の「好き好き大好き超愛してる。」の冒頭の文章を思い出しましたので紹介したい!と思ったのです。
(リンク)
≫ 講談社BOOK倶楽部「好き好き大好き超愛してる。」(冒頭試し読みできるよ)
≫ 講談社BOOK倶楽部「好き好き大好き超愛してる。」(冒頭試し読みできるよ)
(以下は上記リンクの冒頭文を読んでもらってから見てもらえると嬉しいです)
Twitterとかで書いてしまうと、この小説、この冒頭文を知っている人にはストーリーが察せられてしまうから書けませんでした。と言っても開放された時点で展開は読めたといえば読めたのかもだけど。
わたしは元々この小説が、なかでも特に冒頭の文章が大好きで座右の銘にしたいほどに思っています。
その冒頭の文章の後半、「祈りも願いも希望も、全てこれからについて…」とはじまる部分からの流れが、まさに今回のオミクロン友好部族で語られていたことに重なって思えました。
私にはやり直したい取り返せないもうどうしようもない過去があります。もう他の可能性を試すことすら不可能です。何年も経ってようやく背負って生きていくしかないと思えるようになりました。でも、それでもやはり違う未来があったのではないかと願わずにはいられない瞬間もあって。
やりなおす、というよりも、別の未来を模索できるかもしれないその可能性を手に入れた彼らが羨ましかったです。
でも自分の中で感じたそれは妬みというよりも、別の未来へ目を向けることができチャンスを得た彼らへの応援という気持ちが大きいと感じました。
失ったものは大きく取り返せないけれど、いままだ未来がある誰かを応援したい、支えたいと思える気持ちを強くもてるようになったのは感謝しかありません。
で、話を戻すと舞城王太郎のその冒頭の文章は、そんな気持ちが凝縮されているように私には感じられて、それで好きなのかなって思います。
暁月のフィナーレ、そしてファイナルファンタジー14を作りあげたスタッフ達は、この物語に何を祈り、何を願ってるのかな。
そんなことも考えてしまいます。
そんなことも考えてしまいます。