岩田さん(元任天堂社長)が生前に話していた内容をいろんなメディアから集めてきた、という本。
岩田さんの価値観や行動原理が垣間みれる。
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。(Amazon)
とても多くの実績がある岩田さんの価値観や行動の中に自分にも共通する部分をみつけると、なんだか生き方の答え合わせをしているような感覚だった。
「自分のやっていることもあながち間違ってはいないのかな?」って。
とか思いつつ読み進めていたら本文中に、岩田さん自身もいろんな本を読んで行動や判断の裏付けを見つけては仲間に広めたりしているというような内容があり、ちょっと笑ってしまった。
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もともとこの本を読むきっかけになったのは、Blueskyで誰かが投稿していた「任天堂社長の岩田さんの言葉」を目にした事。
それは「『自分はそんなに頑張ってるつもりはないけれど周りが褒めてくれることが天職』」というものでした。
ちょうど自分が転職活動していたこともありその言葉が気になって。それで岩田さんという人について調べていたら見つけたのがBRUTUSの記事でした。
糸井重里が紐解き。元・任天堂社長、岩田聡の仕事とことば
https://brutus.jp/iwata_satoru_words/
そこでいくつか読めた言葉(文章)に共感や興味を覚えてすぐ買ってしまいました。
ちなみに、上で書かれていた言葉は実際は以下のような言葉のようです。4gamerに記事からの引用です。
自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり,喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね,「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。逆に,自分的にはすごい努力して,達成感もたっぷりあるのに,周りからは「はあ?」みたいに思われることもあって。それはね,本人が好きだったとしても,実は不得意なことかもしれないんですよ。https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20141226033/index_3.html
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「人が喜んでいるのをみるのが好き」
「自分がするのが一番合理的だと判断したから、躊躇なく自分がやる」
みたいな話が好き。
それ以外もどのエピソードも、考え方、人との接し方、伝え方、いろんな所が「自分もこうありたいな」と思えるような内容でした。
近々新しい職場になるのだけど、周りにハッピーな人を増やせる自分になれるよう見倣っていきたい。
そんなアレコレが詰まった一冊でした。